まずは、静岡県沼津市で住宅ローンを組むときに検討できる銀行や信用金庫をご紹介します。2023年12月時点での金利にも触れているので、参考にしてみてください。

スルガ銀行は、沼津市に本店を構える銀行です。住宅ローンを申し込むと勤続年数や所得のみで判断をせず、要望や現状を聞いたうえで提案してもらえるところが特徴です。外国人向けの住宅ローンも用意しています。

スルガ銀行住宅ローン（変動金利）：年2回融資利率を見直す
静岡県移住・定住者限定の金利優遇ローン：金利は別途相談

参考元：スルガ銀行「住宅ローンラインナップ」

静岡銀行は、創業80年を迎えた静岡市に本店を構える地方金融機関です。静岡県内の住宅ローンシェア率が高く、スピーディーに対応してもらえるところが特徴。住宅ローン専用の窓口を設けており、ローンに特化した相談がしやすくなっています。

住宅ローン「住宅新時代」（5年固定）：年間金利1.650％
住宅ローン「カスタムFLEX」（変動金利）：年間金利0.650％～

参考元：静岡銀行「ローン金利」

沼津信用金庫は、地域に密着した金融機関です。一般的な住宅ローンに加えて、無担保で利用できる「ぬましん無担保住宅ローン」を用意しています。無担保ローンでは最大2,000万円まで申し込みができ、住宅資金全般に利用することが可能です。

沼信住宅ローン（変動金利）：年間金利0.725％（一定条件を満たした場合）
ぬましん無担保住宅ローン（変動金利）：年間金利2.250％

参考元：沼津信用金庫「ぬましん住宅ローン」
参考元：沼津信用金庫「ぬましん無担保住宅ローン」

静岡県労働金庫は、営利を目的としない金融機関です。住宅ローンの保証料が不要で、会員の場合は割引が用意されています。

住宅ローン（5年固定）：年間金利3.35%（基準金利）

参考元：静岡県労働金庫「ろうきん住宅ローン」

＞＞隣接する富士市の住宅ローン・金利情報についてはこちら

住宅ローンには建物本体や土地の価格以外に、住宅ローンを借りるための諸費用や土地を購入するための仲介手数料、火災保険料などの諸費用を組み込むことができる場合もあります（住宅ローンにより組み込める範囲は大きく異なります）。

住宅ローンに諸費用を組み込むことで頭金を減らせるメリットがありますが、返済額が膨らむので慎重に判断したほうがいいでしょう。

また、頭金がなくても「フルローン」を選択すれば住宅ローンを組めますが、下記の点に注意が必要です。

・月々の返済額が増えて生活を圧迫する可能性がある
・住宅ローン審査が厳しくなる傾向がある
・住宅ローンに組み込めない諸費用がある場合にはある程度自己資金が必要になる

金利とは、住宅ローンで借りた額に上乗せして返済する金額の割合のことです。住宅ローンの金利が0.1％変動すると、返済額にどの程度影響が出るのか見てみましょう。

住宅ローンでは0.1％の差で返済額が大きく変わるため、金利も踏まえて検討することが大切です。

＞＞静岡県沼津市の土地価格・相場は？ 今後の価格推移も予想！注文住宅を建てる際の土地選びのポイント

団体信用生命保険（団信）とは、住宅ローンの返済中に予期せぬことがあったときに住宅ローンの返済が不要になる保険です。ほとんどの住宅ローンでは、住宅ローンを組むときの必須条件になっています。

団信の加入には審査があり、持病や病歴によっては団信に入れない可能性があります。ただし、団信に入れない＝住宅ローンを組めないわけではなく、団信不要の住宅ローンから選択するなどの対処法が検討できます。

住宅ローンを組むときは借入先の金融機関の指示に従って、書類の準備や審査を進めます。細かい手順は金融機関により異なりますが、下記のような手順で進めることが一般的です。

① Webサイトや店頭で事前審査の申し込みをする
② 借入する金融機関に本審査の申し込みをする
③ 本審査の結果により借入期間や借入額が正式に決まる
④ 審査結果を踏まえて注文住宅の契約を締結する
⑤ 一般的に住宅の引き渡し後に融資実行をする

住宅ローンの借入先に迷った場合には、複数社で事前審査を受けることも可能です。また、住宅ローンを検討するときは無理のない範囲で返済計画を立てるようにしましょう。

＞＞静岡県沼津市での家づくりに欠かせない資金計画・ローンシミュレーターはこちら

金融機関以外でも住宅ローンに関する疑問を解消することができます。住宅ローンの相談先をまとめると、下記の4つが考えられます。

①不動産会社・住宅メーカー
②銀行などの金融機関
③住宅金融支援機構
④ファイナンシャルプランナー

不動産会社や住宅メーカーは不動産や住宅の専門家です。住宅ローンを取り扱う会社ではありませんが、様々な顧客や金融機関の体験談や実績の情報を把握している場合が多く、顧客目線でリアルなアドバイスをしてくれるところが魅力です。しかし、知識のレベルは会社によって差があるため不動産会社や住宅メーカーを相談先とする場合は信頼できる先かどうか注意をもって見る必要があります。

銀行などの金融機関は、住宅ローンの基礎知識から返済方法まで正確な情報に基づいてシミュレーションしながら、具体的に返済プランを検討できる点が利点といえます。また、窓口応対の品質が安定している点も安心です。しかし、他の金融機関と比較することができないため複数の金融機関を調査して情報を得る必要があります。

住宅金融支援機構は、住宅金融支援機構が扱う住宅ローンを検討しているのであれば、その相談窓口への相談が適しています。補助金や減税制度などの行政にまつわる知識についても詳しく説明してくれるでしょう。しかし、住宅金融支援機構以外の住宅ローンも検討している場合は、相談先としては不十分となってしまいます。

ファイナンシャルプランナーは相談料がかかりますが、専門知識の高い人であれば今後の金利動向や、予測される経済の動きに合わせた返済プランの設計など、踏み込んだ助言を依頼することも可能になり、非常に有益な情報を得ることができます。しかし、知識レベルや相談対応の技術はファイナンシャルプランナーによって差が出るため注意が必要です。

株式会社ハウスプランは「いつか住んでみたいと思う理想の住宅を、手の届く価格で実現する」をコンセプトに、建築家とつくる注文住宅を提供しています。住宅ローンなどの資金計画などを相談できる家づくりの相談会やオンラインでの勉強会も実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

＞＞ハウスプランで現在開催中の家づくりイベントはこちら