気象庁のデータによると、沼津市や富士市は平均気温が16℃程度と温暖な地域です。日照時間は年間2,000時間前後と長く、年間降水量は1,800~2,000mmと多い特徴があります。比較的恵まれた気候ですが、夏は36℃を越えることがあり、冬は氷点下になる日もあります。
そのため、年間を通して快適な生活を確保するためには、ある程度住宅の性能を上げておく必要があるといえるでしょう。参考元:国土交通省|地域区分新旧表 令和2年7月時点参考元:国土交通省|【参考】住宅における外皮性能参考元:一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会|HEAT20 住宅シナリオ(2021年6月版)
住宅性能を高めるメリットとデメリット
ここからは、高性能住宅のメリットとデメリットを見てみましょう。
メリット
断熱性や気密性、耐震性などの住宅性能を高めると、年間を通じて快適な暮らしが送れたり、地震に対する不安を軽減できたりします。また、部屋と部屋の温度差が生じにくくなり、ヒートショックのリスクを抑えられるのもメリット。過度な冷暖房が必要なくなるため、光熱費の削減にもつながります。
デメリットはある?
高断熱高気密な住宅は、室内にハウスダストが滞留しやすいのがデメリットです。壁や天井、床の内部で結露が発生し、カビの原因になる可能性も。24時間換気システムを取り入れたり、断熱材施工に関して実績があるハウスメーカーを選び、確実な断熱施工をしてもらう必要があるでしょう。
また、初期費用がかかりやすい点もデメリットのひとつ。断熱性や気密性、耐震性を確保するためには、高性能の設備や多くの建材が必要になるため、一般的な住宅と比較するとコストが上がってしまいます。高性能住宅を建てる際には、さまざまな補助金制度を利用できます。次では、沼津市や富士市で利用できる補助金制度をご紹介しましょう。
沼津市や富士市で利用できる高性能住宅に対する補助金制度
沼津市や富士市の2024年7月時点での補助金制度としては、以下のようなものがあります。